BLの本質
■男性同士の恋愛を描く、自分と完全に切り離して客観的に
ストーリーを楽しめるということです。
■人との純粋な恋愛や関わり、恋の成就や失恋という今の少女漫画では
照れ臭くて描けないような美しい理想が今も残るのがBL。
好きな人をただ愛する。二人は対等ーまさに理想の愛の形です。
BLが人気の理由
○BL=エロとは限らず、ドラマ「おっさんずラブ」、「きのう何食べた」、
「40までにしたい10のこと」のようにヒューマンドラマやコメディ
として面白い、感動する物語として受け入れられるようになりました。
○BLのキャラクターは感情や思考が綿密に描かれています。
それで読者は登場人物の成長、変化を追うことで深い感情移入を感じる
楽しみがあるのです。
○恋愛における様々な悩みや葛藤がリアルに描かれることで
自己理解が進むと言われています。
○作品に社会的問題、テーマが織り込まれ多様なセクシャリティが
あることがわかり、自分のアンデンティティ、自分らしさを見つめ
直すよう促されたりします。
○多様な関係性、年齢、職業、友情から恋愛へ心の葛藤が描かれ
幅広いシチュエーションが読者を魅了、結果、人々の恋愛観を広げ感情を
豊かにするということにもなります。
○多様な恋愛を知り、キャラクター同士の思いやりやコミュニケーションの
手法を知りコミュニケーションスキルの向上にも。
作品を通じて自らの恋愛について考え感じることが出来ます。
○男女の恋愛ものは結婚、出産がゴールで結婚後は不倫の略奪愛のような形
になりがち。
BLは結ばれた後のストーリーも恋愛を絡めて作ることが出来る
のが面白いところです。
○美形キャラ+ネガティブ感情
(確執、敵愾心、妬み、恨み、拒否、怖れ、後悔、執着)が描かれることに
よりキャラに共感を覚えます。
そうした感情が相手との対話、試合、戦闘を通して理解し合うようになる、
相互作用で感情が変化する様子に腐女子は燃えるのです。
ネガティブ感情の浄化ですね。
○男女カップルだと脆さ、経済状況、駆け引き、打算があります。
ヒロインに対し仕草、セリフ回しで嫌いになるというのがあります。
それで男性同士に拘るのです。
○好きになった理由、過程がきちんと描かれているケースが多く
打算ではない恋愛の創作が楽しめます。
○最初に登場したのが運命の人、浮気は言語道断、二人は一生添い遂げる
という前提が多いー「壁になりたい」傍観者として。
腐女子の気持ちのようです。
まとめ
沢山のBL漫画、小説、いくつかのドラマ、映画を観た感想として女性の
好む「男同士の世界」は「女性が生み出した現実の男性とはかけ離れ、
理想化したファンタジーの世界」かもしれません。
それでも現実を楽しく生きる、女性として体験できない世界を楽しむ
創作物で女性を癒してくれるBLの世界はありがたいです。
男女の役割分担に対する感覚も時代と共に変わっています。
BL作品を好む人たちは、伝統的な母親の役割を信じて従う傾向が
他の層に比べて顕著に低いと、言われています。
「女性だから」という役割や母性愛という神話的な概念については
否定的と捉えられています。
現実に女性は家の中、外に仕事を持ち、子育て、介護などを、
こなしています。
かかあ天下で男性を上手に導くほうが家庭は上手くいくように
なっていますから。
現実の男性、女性の人間関係は優劣などありませんので
思い込みと事実は分けて考える、事実を観るは大事です。


BLが女性に人気の理由
◆容姿、年齢、ファッション、振る舞い、家庭環境、煩わしい人間関係
など常に社会からジャッジされている女性。
でもBLの世界に女性は、あまりいない。
読者は登場人物から評価されることなく安全な立ち位置で
客観的に物語を楽しめるのです。
◆家事、仕事、介護、子育て、男女の駆け引き、現実を忘れ純粋な
ファンタジーとして没入出来るのです。
◆男女の恋愛にありがちな強者と弱者の構図がないのもBLの特徴です。
身体の差、社会的役割を越えた人間関係、結びつきが魅力です。
性別ではなく、その人だから愛した、属性や条件に縛られない
魂レベルの対等な関係、ただ一人の人間として自由に愛し愛され
たいを、BLの物語から観ることが出来るからです。