ヒッチコック映画術 フランソワトリュフォー | 話題GET!

ヒッチコック映画術から学ぶ

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漫画の描き方

ヒッチコックは、人間の内面の真実を的確に撮っている。

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序章ーヒッチコックの映画の視点

自分自身の人生観や人間観や金銭感覚や恋愛観を

作品に導入している。

人間を露出狂と、のぞき魔に分けることがある

ようだが、ヒッチコックは後者の部類。

彼の映画は観る者の心を豊かにし、美や純粋さ

への冒涜を告発する作りになっているらしい。

1899年ー1926年の作品から学べることー照明の当て方

アメリカ映画は、人物のシルエットを美しくとらえる

ために必ず照明を背後から当てて人物のシルエットを

背景から切り離してくっきり浮かび上がらせる。

そういう技法を自分なりに調べて研究していた。

1926年ー1928年の作品から学べることー観客の気持ちを考えて映画を作る

「下宿人」という映画では、観客がひそかに抱いている

2つの欲望を満たすように作られている。

1つは、犯罪事件のような内密のことに立ち会いたい

という欲望。

2つ目は、自分に最も近い人間に同化したいという欲望。

ごく平凡な人間がある日突然異常な冒険の中に投げこまれる。

それと、映画のシナリオを書くときに、セリフと視覚的な

要素をはっきり区分し、常にできるかぎりセリフに頼らず

視覚的なものだけで勝負するようにしていく。

最終的に観客が息を呑むところまで確実に持っていかなくては

ならないからだ。

1929年ー1933年の作品から学べることーサスペンス映画とは何か

映画はショートストーリーだ。

映画はまずプロットーあらすじ、キャラクター、世界観の

設定をしっかり作る。

そのプロットから観客の心を確実に掴む強烈な状況を生み出し

その状況、場面を視覚的に表現する。

観客が「次は何が起こるのだろう」とドキドキさせる。

サスペンスとは、恐怖のことではなく期待や予想を引き延ばす

こと。

隠された事実はサスペンスを引き起こさない。

観客がすべての事実を知った上で、初めてサスペンスの

形式が可能になる。

エモーションー心身の動揺を伴うような強い感情

こそサスペンスの基本的な要素。

サスペンスとサプライズは違う。

どんな時でも観客に状況を知らせる。

映画はコンセプトー終始一貫してブレることのない方向性が

しっかしていることが大事。

1934年ー1935年の作品から学べることー映画のアイデアを大事に成長させていく方法

□ひとつのアイデアを捨てた場合、そのアイデアをあきらめずに

そのアイデアを逆転させてまったく正反対のアイデアを採用

するところまでいく。

□人物の見分け、背景、事件が起きている場所がどこか明快に

する。単純化する。

□撮るほうも、面白く観るほうも面白いシーンだけを残して、

例えばストーリーの辻褄を合わせるために必要な、そんな単に

実用的なシーンをいっさい捨ててしまうというスタイルな映画

ならではの妙味で、観客をたっぷり楽しませるが批評家を

怒らせてしまう。

1936年-1939年の作品から学べることー舞台の地理上の場所を最大活用する

地方色や土地柄やその国ならではの地理的条件を、映画の

背景以上のものとして、真にドラマチックに使う。

1940年-1941年の作品から学べることー映画のセットも現実的にしたほうがいい

「断崖」のできには、あまり満足していない。

セットとして、やたらエレガントな客間、壮大な階段、豪勢な

寝室のイメージが気に入らない。

アメリカでイギリスの風景や環境を再現しようとすると

こうなりがちだ。

この種の物語には、できたら実景や本物の邸を使って

撮りたかった。

もうひとつの難点は全体に撮影がきれい過ぎて、ピカピカ

光っている感じになってしまったことだ、とヒッチコックは

述べている。

1942年ー1944年の作品から学べることー当時の時代背景を映画に活かす

「救命艇」という映画で発想の素は当時、民主主義と全体主義

ナチズムが争っていた。

民主国家のほうは完全にバラバラになっているのに反して、

ナチスドイツは、見事に組織化されて邁進していた。

だから民主勢力は各国家の差や利害にこだわらずに

一致団結して力を合わせ、この恐るべき統率力と組織力と

決断力を持った共通の敵に立ち向かう必要がある

ということを言いたかった。

1945年ー1947年の作品から学べることー映画に芸術を使うと思わぬ事態が生じる

「白い恐怖」という映画で悪夢のシーンにダリの芸術を

使ったて映画そのものよりもシャープで明晰なイメージ、

鋭角的に構築されたイメージ、それはキリコにも

似ているーがほしかった。

長くのびた影、無限の距離感、あらゆる線がおどろくべき

遠近法に収斂されて見事な空間をつくりだしている構図、

形のない顔・・・。

しかし実際に仕事をしてみると、ダリはとても映画には撮れない

ような奇態なことを次から次へと考え出して、辟易させられた。

例えば彫像のひびの割れ目から蟻が沢山出てきて、女優の顔を

覆うとか。

残念だったのは予算の関係で太陽の光にあふれた屋外で撮影

できなかったこと。

ヒッチコックの映画は、悪夢をそのまま映画に撮ったような

のが多いらしいが、「白い恐怖」は精神分析の問題が絡んで

いたので非現実的なのものは、なるべく避け主人公の心の

旅路をリアルに描くために論理的な一貫性を目指した、と

ヒッチコックは述べています。

1948-1950年に作品から学べることー映画の仕事を続ける、成功するコツ

「山羊座の下に」というイングリット・バーグマン主演の映画で

イングリッド・バーグマンは傑作に出たがる人だったらしい。

それに対しヒッチコックは、立派なことばかりやろうとして、

もっと立派にときりがなくなる。

ゴム風船を膨らませ過ぎると突然破裂するのと同じだ。

「サイコ」を撮る時には「ささやかながら、できるだけ

いい映画を作ろう」とは思ったが「大きな収益を上げる

だろう」などとは考えなかった。

それでイングリッド・バーグマンに「ささやかなしがない

秘書の役でもやってみたまえ。それが立派な傑作になる

かもしれない」。

漫画の作品も、短編を丁寧に作っていくことから始まる

のでそこは映画の撮影と似ているかなと思いました。

それからもう一つ、映画の成功は悪役の描かれ方に

かかっているそうです。

悪役がすばらしいことが、大事。

結論

□常に自分だけのテーマ、ヒッチコックならではのテーマに

取り組んでいる。恐怖とセックスと死。

□キャラクター中心というより、シチュエーション中心

の映画を作っている。

□サイレント映画を作り、セットのデザイン、編集を学んで

いい映画を作れるようになる。

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