情報を正しく選択するには、どうしたらいいのか

読んで良かった本

認知バイアスとは

偏見、先入観、固執断定や歪んだデータ、一方的な思い込みや

誤解などを幅広く指すー認知バイアス。

例えば品川駅は、港区にあるのに

品川区にあると思い込んでいたりのような。

それで、本を読んだ後勧められていること・・・

1,膨大な情報に踊らされて、自分を見失っていないか

2,デマ、フェイクニュースなどに騙されていないか

3,自分の頭で考えているか?

他の人の知恵を拝借する必要も出てくるようだ。

情報を正しく選択するための認知バイアス事典

著ー情報文化研究所

山崎沙紀子 宮代こずゑ 菊池由希子著

監修ー高橋昌一郎 國學院大學教授 情報文化研究所所長

この本から学べて良かったことを書きます。

腑に落ちないのに、論破されモヤモヤする時、どうしたらいいか?

1,白黒つけろと言われた時は、あえてグレーゾーンを選択肢に

入れる。

2,意味が曖昧な語を使われた時、議論が必要な範囲を決める。

3,語はさまざまに使われる、しかも複数の意味があることに

注意する。例えば、財産という言葉。お金、友、土地いろいろな

ものを含んでいる。

自分の話を理解してもらえなかったり、相手の説明が理解

できない時には、何を前提に話しているか確認する必要がある。

4,証明されなければいけない結論を前提として用いる論法に

注意。結論が主張を正当化するために用いられてはならない。

宗教、マルチへの注意喚起である。

5,人が唱える結論に用いられている条件が、正しい因果関係に

基づいているか見る。証拠や例外も探す。

6,○○は、みんな△△だからという一般化を言いそうな時は、

反例を考える。

そうすれば、ステレオタイプな、ものの言い方を避けられる。

具体的な数字、対象が特定の条件を満たしている上で、個別的

事例から普遍的法則を見いだす。

7,人は見たいものしか見ない、見せたいものしか見せないという、

自分にだけ都合のいいやり方をして、他の人に害を及ぼさないように

する。

8,ギャンブルに依存しないために、連続する確率ではなく、1回

ごとの確率を重視。過去の結果は未来に影響しない、という事実を

受け入れること。お客が損するようになっている。

9,問題の論点ではなく、相手の人格、性質を批判して相手の主張を

退けるやり方は、正当な議論では勝てないので、論点をそらそうと

していると見ることができる。毅然とした態度が大事。

しかし出自、性別、国籍、人種、容姿、宗教など、本人の意志では

変えがたい属性を取り上げて攻撃するのは相手の尊厳を貶める御法度

である。

10,お前だってと、相手の主張が本人の振る舞いと食い違って

いることを指摘し、論点を逸らし相手を負かそうとすると人間関係が

泥沼化する。ミスをしない人間はいない。やり返されるし、不毛だ。

11,発言者の主張を単純化したり、逆に極端なものに勝手に置き換え、

その歪めた論点を非難することで、議論を有利に進めようとされた時は、

論点が、ずれていると指摘し本題に戻す。

12,自分に都合のよいことばかり予測は危険。熱意、覚悟、責任を

もって挑戦する。

13,信じていることが間違いだと指摘されたり、信じていないことを

信じていると責められる時、別の観点から問題を捉える。

例、スーパーマンと新聞記者のクラークケントは同一人物。

他の例えでは昭和のTV時代劇、水戸黄門の越後のちりめん問屋

のご隠居と水戸光圀は同一人物。

14,対象の代表的な性質に着目し過ぎて、過度な期待をしたまま

判断してしまう危険に注意。

15,十分条件の前件否定をして、最終決定で必要条件を見逃し、

雑な決定をしてしまう。例えば炭水化物メニューを避けるためパスタを

やめてリゾットにするようなこと。

16,決めつけを使って議論していないか?

多様な価値観を認める。

17,本質がいくつあるかで、議論や判断の落とし穴を回避。

18,人は証拠より信念を優先させてしまうことがある。

信念のほうが結論と一致するか判断しやすいのが危険だ。

19,自分が一度信じたものは、なかなか手放せない。

信念の改訂は時間とともに緩やかに進行するので他の人に対し

辛抱強くある。

20.AIと違い、人間は周囲や自身が置かれている状況、環境への

対応を日々向上させている。

私たちはどのように世界を把握して、日々をうまく乗り越えているのか?

1,線の長さが違って見えるー錯視。スムーズに行動したり危険を

避けたりするのに役立っている。

私たちの感覚は真実ではなく、適応度をかき集める。

2,ウサギに見えるか、アヒルに見えるか・・・ものの見え方は、

人の経験や周囲の状況によって左右される。

見えないものを見るために見方を反転させる。

自分が特定のものの見方に捕らわれていないか注意を払い

場合によっては見方を反転させる。

3,自分の身体感覚は自由に拡張可能。

現在の自分とは異なる状況、立場からものごとを考えるのは

難しいが、VRなどの技術を教育に使えば、様々な問題を自分の

こととして感じ、対処できるようになるかもしれない。

4,マスクをつけて話す・・・こちらが思っている以上に相手に

聞き取りにくいと感じさせてしまう。

私たちが体験していることは、すべての感覚を駆使して入手した

情報を解釈しているに過ぎない。

5,サブリミナル的な表現は規制されているが、以前見たこと

のある対象に再び接する際は忘れていたとしても比較的スムーズに

知覚される。

スムーズな感じを、これが好き、明るいからと誤って解釈する

ことがあるようだ。

無自覚に取り込んだ情報が、嗜好、意思決定に思いも寄らない

影響を与える危険性がある。

6,吊り橋効果・・・吊り橋上で感じた恐怖、怒りを恋愛感情だと

思い込んでしまうことがある。、人は自分の感情でさえ誤解する。

勘違いする。自分で自分の状態を勘違いするのだ。

7,過酷な状況のブラック企業で働いて辞められない状態になるのは

なぜか?

自分の本音と実際の行動が矛盾している状態を複数、抱えている

ため。

状況を客観的に見られるように自分で自分を観察し不満をノートに

書き、日記に記録。

過酷な状況ゆえに、仕事が面白かったにならないようにする。

過労で人は死ぬ。病気になる。仕事より命。

7,嫌なことばかり思い出す負のループは断ち切る。

次々思い出してネガティブを味わうのは、すぐやめる。

解決策を思いつかないなら、なおさら考えるのをやめる。

嫌な目に遭っても、自分の人生にはプラスの面があるので、

そちらに目を留める。

8,フェイクニュース・・・情報源はどこか、信頼性。

9,AIができないこと・・・想定外への対処。創造性が必要なこと。

10,賢馬ハンスからの教訓・・・人、あるいは馬も相手の行動

から期待を汲取り、それに沿うよう行動を変えてしまう。

人への指導に偏りが生じると、自分の評判が落ち、集団に不和が

生じる。

11,自分の考えや仮設に沿うような情報のみ集め、仮説に反する

ような情報は無視する。自分の考えに固執する危険。

12,迷信を担ぐ・・・本来は自分に制御できないはずの事柄

に対して、自分の行動が結果に影響を与えていると考えてしまう誤り。

起きる出来事は、過去の事象の影響によるものではない。

不合理な感じがしたら、どうしたらいいか?

1,第1印象の良い人を何度も見かけていると、好意的な感情を

持つようになる。相手のことをより楽に知覚することができる

というのを相手への好意と勘違いしてしまう。

第1印象が悪いと、接触の回数、頻度を増やしても好意は

高まらないようだ。

頻繁に接触して好意を高めたい時は、嫌われないようにする。

2,対象に対して、怒りや好意などの感情を持っていると、

相手を客観的に観るのが難しい。

現在経験していることや、感情に近いものほど人は共感しやすい。

過去同様の経験した人でも、相手に理解が示せるとは限らない。

立場の違う人に共感できない、という状況は日常で頻繁に生じる。

3,人の優れているところを見つけると、他も全てすばらしく見える。

逆に相手の劣っているところを見つけ、他も劣っているとみなす

という誤った判断をしがち。

美人、親の七光りで目が曇らされることがある。

最初に悪い印象を持たれたら、意識して良い行動をしていく。

人の感情は変化する量が多いほど、より強く印象に残る。

4,占いの文言ーほとんどの人にあてはまるような性格についての

ありがちな説明を自分のことを言い当てているとして受け入れがち。

5,性別、出身地、職業などの特定の集団やカテゴリに対して、

個人の違いを無視し、一つの特徴でまとめてとらえること。

人々を扇動するために用いられている。

6,善行は悪行を帳消しにする免罪符になるか?

否。自分の蒔いたものは刈り取る。

トイレで用足しの後、拭くのと同じ。

7,他者の失敗をその人の能力、性格のせいにし過ぎて、状況や

環境を見ないのは、まずい。

人はわかりやすいものを原因にしがち。

8,うちの子が一番かわいい!家族、仲間だけを大事にする傾向

があるが他の集団とも協力、仲良くすることにより地球をよくする

ことができる。

9,個人の考え方の偏りを集団内で解消するには、性別、年齢、職業

など様々な属性の人を参加させることが重要。

結論

相手の立場に立って考えられるようになれば、過ごしやすい

環境が手に入る。

自分が当然と思っていることは相手の当然ではない。

相手の背景、立場からものを考える。

難しいが、する価値はある。

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